ご挨拶


 東北呼吸ケアフォーラム

 代表世話人  一ノ瀬 正和
 


 




呼吸不全東北地区対策協議会は故瀧島任先生によって、在宅酸素療法や呼吸機能検査に関する情報交換の場として発足いたしました。1986 年の夏に第 1 回が開催され以来、 25 年以上が過ぎました。本会としましては、これまで年 1 回の講演会に加え、東北地区における在宅酸素療法の動向の調査等をして参りました。


しかしながら、この 2,3 年、講演会への参加者も少なくなってきており、2013 年の 3 月に開催された世話人会で、世話人代表が 飛田 渉 先生より私一ノ瀬に引き継ぐことになりました。同時に本会を如何に発展させるかという宿題も頂きました。


呼吸不全の治療手段も大きく変化してきており、在宅酸素療法にとどまらず、非侵襲的人工呼吸療法や呼吸リハビリテーション等新しい治療法も導入されております。また、呼吸不全患者さんの治療は、包括的医療、チームによる医療となっており、医師、看護師、理学療法士、栄養士、薬剤師、介護士、医療機器担当者等多くの職種間での情報交換、および次世代を担う人材への教育活動が必要となって来ております。本会はこの目的にあった内容の情報交換が出来る場を提供することが大切と考えております。


そこで、この節目を契機に、呼吸不全患者さんのケアについて第一線で活躍されている方々に呼びかけし、世話人会のメンバーとして入っていただき、新たなスタートをきりたいと存じます。




2013 年 4 月 1 日